GSoCで宇宙系の応募先が無いかな~と調べる中で、宇宙ミッション用オープンソース「LibreCube」について調べたので、少し纏めてみました。
(日本語の記述が全然無い!!
LibreCubeとは?
一言でいうと、宇宙探査用のオープンソースです。
公式ページより
> The vision of LibreCube is to enable everyone to get involved and take benefit in building systems for exploration using open source hardware and software. We believe that discovering new worlds and scientific discoveries should be open to all.
LibreCube のビジョンは、オープンソースのハードウェアとソフトウェアを使用して、誰もが探索用のシステムの構築に参加し、メリットを享受できるようにすることです。私たちは、新しい世界や科学的発見はすべての人に開かれているべきだと信じています。
> Everything that is developed in the frame of LibreCube is free and open source and available to everyone.
LibreCube のフレーム内で開発されたものはすべて無料でオープンソースであり、誰でも利用できます。
Gitlabのドキュメントページより
> We are creating an ecosystem of modular components (such as electrical power systems, navigation modules, onboard computers) that can be assembled together to form systems for space (and Earth!) exploration, such as satellites, drones, rovers, and more!
私たちは、衛星、ドローン、ローバーなどの宇宙 (地球も!) 探査用のシステムを形成するために組み立てることができる、モジュール式コンポーネント (電力システム、ナビゲーション モジュール、搭載コンピューターなど) のエコシステムを作成しています。
> In 2024 we formally registered LibreCube as a non-profit organization in Germany, to be able to receive funding and membership fees (due to archaic law however, only EU citizens can apply for membership and can then pay those yearly fees). But don't worry, you do not have to be a formal member of this association to be a contributor!
2024 年、私たちはリブレキューブをドイツの非営利団体として正式に登録し、資金と会費を受け取ることができるようにしました(ただし、古い法律により、会員に申請でき、年会費を支払うことができるのは EU 国民のみです)。ただし、心配しないでください。寄稿者になるためにこの協会の正式なメンバーである必要はありません。
Community Mapを見ると、ドイツが中心みたいですね。
どんなプロジェクトがあるか
> Most of our projects start out as Prototype Repository, so have a look if there is one that sparks your interest. Also make sure to consult the Development Section to understand how we do software and hardware development.
私たちのプロジェクトのほとんどはプロトタイプリポジトリとして開始されるため、興味を引くものがあればぜひ見てください。また、ソフトウェアとハードウェアの開発がどのように行われているかを理解するために、必ず開発セクションを参照してください。
とあり、GitlabのPrototypesを見に行きましょう。
今一番動いているのは「PLUTO」みたいです。☆が1つ以上ついているプロジェクトを調べてみました。
Python Pluto Parser/executor/pdf
PLUTO (Procedure Language for Users in Test and Operations)は、宇宙システムの開発・利用のため欧州宇宙標準化協力 ( https://ecss.nl )によって開発されたドメイン固有言語 (DSL) で、実行解析な形にするParserと実行スクリプトとなるexecutor、PDF化スクリプトが開発されている。
python-libresim
Pythonで実装されたシミュレーションモデリングプラットフォーム。ECSS(European Cooperation for Space Standardization、欧州宇宙標準化協力)の標準であるECSS-E-ST-40-07Cの推奨事項に従う。
python-cfdp-gui
Pythonで実装されたCFDP(CCSDS File Delivery Protocol)のGUIアプリケーション。FTPと比較して、CFDPは信頼性の高いファイル転送を実現するためのプロトコルであり、特に宇宙ミッションや衛星通信などの分野で使用されます。
python-sdlp
CCSDS(Consultative Committee for Space Data Systems)という宇宙データリンクプロトコル(Space Data Link Protocols)をPythonで実装。宇宙機間と地上局との間で、データを効率的かつ信頼性の高い方法で伝送するための標準を策定している。
プロジェクトに参加するには
先ずはチャットに参加するのがお勧めとのことです。
Elementというアプリを使っていました。
(既にGSoC応募が沢山見られ、どうしたもんかな~~となっています。。
メーリングリストの参加はこちら。
mein.manitu.de - Mailingliste announce@librecube.org